企業にも加入者個人にもメリットがある企業型確定拠出年金
税制優遇、社会保険料の削減、ポータビリティなど、企業型確定拠出年金には様々なメリットがあります!!
税制優遇

・掛金が非課税
企業が拠出した掛金は全額損金算入となり、個人が拠出した掛金は全額所得控除扱いとなります。
・運用益が非課税
確定拠出年金の資金は定期預金や投資信託を通じて運用していくことになります。
通常であれば運用益には必ず課税されますが、確定拠出年金口座内での運用益には課税されません。
・受取り時の税制優遇
年金給付として受取る場合には「公的年金等控除」、一時金として受取る場合には「退職所得控除」が適用されます。
社会保険料の削減

企業型確定拠出年金の制度の一つで「選択制」を活用すれば、社会保険料を削減することが可能です。
このパートでは詳細説明は割愛しますが、従業員が自分の給与の一部を確定拠出年金の掛金として拠出することで、従業員が負担する税金や社会保険料が削減されることになります。
社会保険料は労使折半となっているため、結果的に企業が負担している社会保険料も削減されます。
退職金の運用リスクの回避

企業が退職金を準備するためには、資金を運用する運用リスクが発生します。
本来であれば、運用によって退職金規定に定められた金額を準備するのですが、金利や運用結果によっては十分な資金が確保されていない可能性があります。
現実的に日本では超低金利が長く続いていたため、20年前に予定されていた退職金を確保できておらず、不足分を企業が負担して退職金を支給している場合があります。
このような運用リスクや将来債務を回避するために企業型確定拠出年金を導入する企業が増えています。
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